親子で学ぼう“SDGs”開催報告(8/20実施)
2022.9.6

今回は、平塚市制90周年記念事業として、親子で楽しくSDGsを学ぶ講座を開催しました。

講師には 一般社団法人SISA代表 小野利隆氏 、有限会社東欧企画 田中志磨氏をお迎えしました。

講師の小野利隆氏(左) と 田中志磨氏(右)

昨今耳にする機会が多くなった「SDGs」。「Sustainable Development Goals」の略称で、2015年に国連で採択された国際社会共通の目標です。誰一人取り残さない社会の目標の実現を目指すために「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。

本講座はカードゲームを使ってSDGsについて学び、毎日の生活の中で一人ひとりが取り組みたいテーマを探しました。

今回プレイした「2030 SDGs(ニーゼロサンゼロ エスディージーズ)」は2030年の私たちの生活がどうなっているのかをシミュレーションするゲームです。

 

はじめに“人生のゴール”を決め、配られた「お金」と「時間」のカードを使って、様々なプロジェクトに取り組み、達成できたら 経済・環境・社会 から成る「世界の状況メーター」を変動させていきます。

ゲームが始まると、各チームが“人生のゴール”に向けて、「お金」や「時間」、プロジェクトと達成すると貰える「意思」のカードを集めるために動き出しました。

完了したプロジェクトは“達成”カードと一緒にしておく。

 

前半終了時の世界の状況メーターは、

経済17 / 環境5 / 社会0 という結果に。

経済が絶好調な一方で環境問題は危機的、社会も分裂し、戦争が起こるなどかなり危険な状態です。

 

世界情勢が説明されると、後半は各チームが不要なカードを交換したり譲ったりしながら、世界の状況メーターを整えるためにプロジェクトを進めていきました。

それでも  経済22 / 環境7 / 社会2

と、先程よりも環境・社会は上がったものの、圧倒的経済社会となってしまいました。

 

この結果を踏まえ、参加者の皆さんは

・前半と後半での気持ちの変化

・何を考えてプレイしていたか

・ゲームの前半と後半で変わるきっかけになったのは何だったか

を話し合い、多くの方から「自分のことだけを考えて動いてはいけないのだとわかった」という声が上がりました。

 

最後は「わが家のとりくみ」を決め、発表していただきました。

 

 

誰一人取り残さない社会に向けて、2030年までに私たちにできることはなんでしょうか。

一人ひとりの行動が少しずつ世界に影響を与えていることを意識しながら生活していきたいと思いました。

 

参加者:親子10組22名/大人2組4名(計26名)

2022.09.06記