6月のコミュ☆カフェ~認知症の方への理解と対応~ 開催報告
2018.6.21
6月13日(水) 19:00~21:00
今年から新たな取り組みとして始めた「コミュ☆カフェ」は、市民活動を行っている団体の皆さんや一般市民の皆さんを対象に、日頃活動する中で関心のあるテーマや地域の様々な課題をテーマに意見交換しながら、解決の糸口を探したり、交流を深めていただく場として、隔月に開催してまいります。
最近メンバーの言動や行動が気になる、認知症カフェをはじめたいが基本的なことを理解しておきたい、親が認知症になった、ご近所に徘徊する方がいてどのように対応していいかわからない、など認知症を身近に感じている方は案外多いものです。
そこで、6月のコミュ☆カフェは、認知症についての基本的な理解を深め、認知症の方とともに地域で暮らしていくため、また活動の中で必要な対処方法を介護支援員から学んでみようと開催しました。
当日は、既にご家族のサポートをされている方、自分やご家族のこれから先のことを心配されている方、介護に悩みを持たれている方など「認知症」に関心を持たれた13名の方にご出席いただきました。
ゲストに介護支援専門員として活躍されている加藤 努氏をお招きし、地域包括支援システムや介護の現場で経験された様々な事例をご紹介いただきました。介護保険[要介護認定・要支援認定]申請書や認定調査票(概況調査)を見せていただきながら、認知症の特徴や声掛けの方法、かかりつけ医を持つことの大切さ、地域として何ができるか、「認知症カフェ」といった居場所づくりの必要性など、参加者の皆さんと一緒に話し合いました。
平塚市には、現在13の高齢者よろず相談センター(地域包括支援センター)があり、様々な職種協力・連携し、「チーム」として高齢者の皆さんが住み慣れた地域で生活できるよう支えています。もし該当者を見かけたら、居住地の包括支援センターへ連絡を入れると即対応してくださるそうです。
参加者からは、
・平塚市高齢者よろず相談センターのことがよくわかった。
具体的には認知症の方への対応方法ケース毎に知りたかった。(大声を出す方、怒りっぽい方への対応)
・加藤先生の口調がやさしく聞きとりやすかったです。
・もっと意見交換の時間を多くしてほしい。
・色々な団体の方の顔が見える関係ができ良かった。いろいろな立場の色々なお話しが聞けてよかったです。
・定期的なペースで(2か月に1回)で継続してほしい。
などのご意見をいただきました。
「支援を必要とするのは当事者だけではない。この問題の解決には、家族だけではなく地域の方々とどのように関わり合って行けるかを皆さんと一緒に考えていきたい」
そんなメッセージとともに多くの学びを感じ取ることができた2時間となりました。
平塚市の高齢者向けサービスの情報は、以下のサイトからご覧いただけます。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/fukushi/page-c_01689.html
コミュ☆カフェでは、「こんなテーマで話合ってみたい」など、具体的なアイデアをお待ちしています。
センターまでご一報ください。