8月のコミュ☆カフェ「カードで学ぶSDGs」(8/21)開催報告
2019.9.3
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2030年までに目指すべき社会を実践するために国連で合意された目標です。
「SDGsって何?」という方も、「言葉は知っていても、内容まではよくわからない」という方も、カードゲームで楽しく学んでみませんか?
8月のコミュ☆カフェは、「カードゲームで学ぶSDGs~2030SDGs 世界はつながっている~」を開催しました。(8/21(水)14:00~16:30)
当日は、市民活動団体や夏休み中のお子さん、一般の参加者を含め、計37名の方にご参加いただきました。
SDGs湘南ネットワーク代表・SDGs認定ファシリテーターの小野利隆さんをゲストにお迎えし、ゲームをファシリテートしていただきました。
はじめに自己紹介、その後、2~3人が1組になって、カードゲームを行いました。
まず、1チームに一つずつ達成目標が課せられます。目の前には、経済状況・環境状況・社会状況の3つのパラメーターが掲示されます。
このパラメーターを消費または加算しながら、各チーム、与えられた資源を使って、目標にたどり着くために課題を解決していきます。
1回目のパラメーターの結果は、経済:20、環境:0、社会:1という結果になりました。達成目標に到達したのは16組中5組です。
この結果を実際の社会状況に言い直すと、経済は潤っているが、環境が破壊され、社会に格差が生まれ、分裂している、なのだそうです。
小野さんは「この状況が悪いとは言いません。ただ、どうするかはあなたたち次第ですよ」と、ゲームの再開を促します。
そこで、1回目の結果を踏まえ、2回目のゲームが始まりました。1回目に比べ、チームとチームが交渉しながら課題解決をしていく姿が見られました。
2回目の結果は、パラメーターが経済:13、環境:11、社会:15に変わりました。目標の達成チームも、5組から11組へ増えました。
全部のチームが目標に到達しなかったものの、その後の振り返りでは、一回目は、自分のチームのことだけを考えていた。二回目は、違う団体と協力し合うことができたと、思いに変化が生まれたことを話し合いました。
その後、世界でのSDGsに向けた取り組みについて説明を受け、最後に、自分たちに何ができるか、アクション・ガイドとアクションプラン作成カードが宿題として配られました。
カードゲームを通じ、様々な価値観を持った人たちが、お互いコミュニケーションを取り合うことにより、私たちにとって持続可能な世界が広がっていることが実感できたのではないでしょうか?
参加された方々からは、「参加してよかった」「SDGsについて理解が深まった」「ゲームが楽しかった」等の声が、多数上がりました。
コミュ☆カフェでは、「こんなテーマで話し合ってみたい」など、具体的なアイデアをお持ちしています。センターまでご一報ください。