市民活動応援講座「オンラインファシリテーション講座全2回」開催報告
2020.12.11

ますます増加するオンライン会議。オンライン上でのコミュニケーションを円滑に図るために、皆さんはどうしていますか?

 

 オンラインファシリテーション講座の2回目は「上級編」として、オンラインの活用を極めたいという団体さんを対象に、よりバージョンアップして開催しました。

 

リアルとオンラインではミーテイングの進め方や機材の準備などに違いがあり、ましてハイブリットでセミナーや講座を主催するとなると「リアルの現場とは違うファシリテーション力」が必要になってきます。2回目も1回目と同様、山之内凛太朗さん、米元洋二さんを講師に迎え、様々なツールの紹介や、効果的な活用方法などを教えていただきました。

 

セミナーの様子を簡単にご紹介します。

【1回目】オンライン会議をスムーズに進められるスキルを身につけよう!

①チャットで自己紹介

②詳細の説明を受けずいきなりブレイクアウトセッションを体験し、感想を共有。

③講師からオンライン会議特有のコツや注意点のレクチャー

④レクチャーの内容を意識しつつ、同じメンバーで2度目のセッションを行う。

Google Document使って、各セッション毎に議事録を作成。

⑤ふりかえりチャット。次のオンライン会議で自分がやってみたいことを記入。

 

【2回目】オンラインで、セミナーや講演会を主催するノウハウが身につく!

①google jamboardを使ってみる。

②グループセッションで情報交換

③講師からオンラインの場づくりで大切なことをレクチャー。

有効なツールの紹介(Slido、mentimeter、Youtube live、Facebook liveなど)

④ハイブリッドな場の作り方のレクチャー(荒川区役所「人権講座」のファシリテーションを例として)

⑤米元氏による機材の紹介(マルチスクリーン、マイク、カメラなど)

⑥山ノ内氏、米元氏のブレイクアウトルームを、参加者が自由に選んで移動し、直接質疑応答。

 

 

【参加者】

1回目 14団体(登録8、非登録4、他センター2) 21名、 個人3名 計24名

2回目 16団体(登録9、非登録5、他センター2) 20名、 個人4名 計24名

【参加者の感想】

・参加者の方々も、試行錯誤しながらオンライン化に取り組まれていることを知り、もっと、積極的に「場数」を踏んでいく必要を感じました。

 

・最後の山之内さん、米元さんなどのグループに自由に行き来し、質疑応答できたことは非常にありがたかったです。

 

・2回の講座の間に、患者会向けの「オンライン場づくり研修」など運営側の勉強会にいくつか参加しました。その間に自分の期待値が変化しました。目的をしっかり持つこと、楽しむこと、皆さんと一緒に模索する事が大切思えるようになりました。2月に講演会をやります。頑張ります。

 

・先生や皆さんのお話に刺激を受けました。新しいツールを使って何ができるのかを考えるいいきっかけになりました。参加してよかったと思います。

 

・今まで知らなかったツールなどを知ることができ、面白かった。こういったことは知らなくても生きていけるとは思いますが、私は参加者としてだけではなく主催者側に立ちたいと思っているので、大変参考になるありがたい講座でした。今後、こちらで得た知識を生かして誰かの役に立てる活動をしていきたいと思っています。

 

・とても有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました。オンラインは遠くからでも受講できて便利ですが、いつか平塚の市民活動センターへもお伺いしたいと思いました。

 

・チラシをきっかけに、貴センターのホームページを拝見いたしました。コロナ禍にあっても前向きな気持ちにしてくださる講座がいっぱいで、長らく転勤族でいろんな地域に住んでまいりましたが、住む場所選びを市民活動から考えてもいいな〜♫と思えました。どうもありがとうございました。

 

・講師の先生に直接質問できる時間があったのは良かったです。教えていただいたオンラインの場づくりでの心得や、紹介していただいたツールなど、今後に活かしていきたいです。ありがとうございました!

■参加者の皆さんから、参加して良かった、今後の活動に活かしたいという声をたくさんいただくことが出来ました。これからの市民活動はオフラインとオンラインを上手に活用することが求められています。「こんな風に使うと便利ですよ」などアイディアがありましたら、ぜひセンターへお寄せください。皆さんで共有していきたいと思います。

記12月11日