「NPO@リレートーク:時を超え所を越えて助け合い~困ったときはお互い様!」開催報告(12/3実施)
2022.12.16
コロナ禍で昨年度から延期されていたNPO@リレートーク第9回目を開催しました。
ゲストはNPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ(通称ナルク)湘南ブロック代表の棟保禎彦さんです。
『時を超え所を超えて助け合い ~困ったときはお互い様!~』
と題して、棟保さんより日々の活動を紹介していただきました。
人生100年時代を迎え、一般的に社会人としてリタイアしてからの時間が増えました。
その後の人生を生き生き過ごすためにどう過ごすか?
豊かなシニアライフのためのコツをお話しいただきました。
NPO法人 ニッポン・アクティブライフ・クラブ(以下通称ナルク)は会員が余暇をボランティアに活かしながら地域社会での相互扶助をすることを目的 に1998年設立され活動は今年で24年になります。
手助けを必要としている方々に会員がお手伝いする会員相互のボランティア団体です。
自立・奉仕・助け合いをモットーに活動しています。
全国に95、海外に4拠点を持っています。神奈川県には横浜北・西・南、そして湘南ブロックの代表を棟保さんが務めています。
湘南ブロックでは対応が難しい案件でも他のブロックの協力を得て実現することもあり、層が厚いナルクならではという特徴も持っています。
主な活動は、要請に応じ様々な支援をしています。例えば、個人の外出の付き添い、庭の草取り清掃や施設での支援活動などです。会員のスキルに合わせその都度メンバーが派遣されるそうです。
また同好会活動で会員同士の交流にも力を入れているそうです。親交を深めれば会員同士の雰囲気も良くなり運営がスムーズになるとの配慮からだそうで、毎月のように開かれる懇親会、パークゴルフや講演会を皆さん楽しみにされているようです。
時間預金制度という独自のシステムについても説明いただきました。
この制度は、会員相互のポランティア活動時間を1時間1点としてナルクに時間預託(預金)しておき、自分が困ったときに引き出して無料で助けが受けられるものです。
拠点が全国にあるので、遠距離支援制度を利用して遠方の親のための使用も可能です。
他団体との交流も活発で5月には『相模川をきれいにする会』と連携して河川敷のプラごみ回収を行いました。
これからの展望としては社協地域包括との協力の上で総合事業を目指したいとのこと。
ナルクを広く社会にPRしていこうと結成されたPR大作戦と称したプロジェクトチームでは棟保さんがプロジェクトリーダーとして選ばれました。
周りの人に活動を伝えるために、拠点にある市民活動センターに働きかけPRしながら会員拡大に努力されているそうです。
「棟保さんが心配で」と会員の井上さん、吉川さんも応援に駆けつけてくださいました。皆さんに慕われる棟保さんのお人柄が感じられます。
棟保さんは
「長生きになり現役を退いてからの時間が増えた。
その時間をどう過ごすか?元気で生き生き生活でき、好奇心を持って生きることは大切。すべてに感謝しながら何かやっていることで健康がついてきます。」
と笑顔で話されました。
何かしたいけど…と迷っている方には「活動することについては思うほどには拘束されない。自分の時間はちゃんと取れている。何にも心配ないと伝えたい。」とおっしゃっていました。
運営委員会や会合への出席もウオーキングのチャンスととらえ、行かなきゃならないではなく外出を楽しんでいるそうです。
「これからは国や行政に頼らなくても済むように。いざとなったらナルクの出番です。」
のお言葉は頼もしい限りです。
笑顔が素敵で楽しく活動しておられるのがわかります。
我々も楽しい時間を過ごさせていただきました。
参加者からのアンケートでは
内容に関してとても満足とお答えいただき、
・ゲストのお仲間の中で心の交流が深まっていると感じました。
・お人柄が素晴らしいです
・棟保さんの団体での取り組みや目標など良く分かりました。
・全国組織だからできるナルクの強みや相互扶助の仕組みを理解できました。
・リレートークを通してすばらしい活動をされている団体を知ることができ、とてもよかったと思います。
との感想をいただきました。
実施日:令和4年12月3日(土)14:00~15:30
参加者:市民活動団体6団体・8名 その他3名