市民活動団体のファンドレイジング(資金調達)基礎講座 開催報告(2024/7/20実施)
2024.7.29

市民活動団体のファンドレイジング(資金調達)基礎講座

~団体の活動の広がりや発展につながる資金調達のために~

 

 

「地域の課題を解決したい、そのためにこんなことをしたい!」

NPO/市民活動団体はそれぞれ想いを持って活動していますが、その「想い」をカタチにしていくためには、「ヒト(人)・モノ・カネ(活動資金)・情報」が欠かせないと言われています。

そこで、この講座ではカネ(活動資金)をテーマに、資金調達(ファンドレイジング)の基本を知って活動に役立てていただけるようにと開催しました。市民活動団体やNPOで活動していらっしゃる皆さんが、活動資金を募るためには何が大切なのか、資金を集めるということはどういうことなのか、活動を始めたばかりの団体の皆さんにとっては必見の講座です。

当日は、全国でご活躍中のファンドレイジング・ラボ代表の徳永洋子さんをお招きし、資金調達(寄附・会費・助成金、他)についてわかりやすく解説していただきました。

 

【日時】7月20日(土) 14:00~16:00

【参加者】16名 (センタースタッフ3名を含む)

 

 

【当日の講座の内容】

1.ファンドレイジングの基本

・募るためには、自分たちはどのような課題に対してどのように取り組んでいるのか?その実践内容を丁寧に発信し伝えていくことが必要。その活動内容に対して共感と賛同を得ることができれば、人々の意識や行動が変化する可能性もある。

 

2.寄付集めのポイント

・資金調達の手法(寄付、会費、助成金、事業収入)とそれぞれのメリット・デメリット

 

3.会員拡大のポイント

・共感+納得+信頼があってこそ、寄付しようという気持ちになる

・寄付しやすい豊富なメニューを用意する

 

4.助成金活用のポイント

・共感+納得+信頼があってこそ、寄付しようという気持ちになる

・寄付しやすい豊富なメニューを用意する

 

5.事業収益を上げるポイント

・NPOらしく事業収益を上げるには、「共感購入」してもらうため、メッセージを盛り込む

・支援者に参加の余地を作っておく

・利己+利他=利全

(支援したことで支援者も幸せになるにはどうしたらいいかを考えて資金調達をする)

 

の5つのポイントを各カテゴリーごとに詳しく説明していただきました。

 

その中でファンドレイジングの基本の「募る」ことについて、

共感と賛同を募る→意識や行動の変化につながる、その大切さをお話くださいました。

そして共感を募るために必要な事、助成金は消費ではなく投資であるという考え方、資金調達の基礎を学んでいきました。

また、ファンドレイジングや助成金、クラウドファンディングについてのそれぞれのメリット・デメリット、参考資料などもご紹介いただき、当日参加された各団体の皆さんが助成金や補助金を活用する際のヒントも得ることができました。

 

 

 

【講座参加してくださった方々のご感想より】

・ファンドレイジングについて初めて聞いた。基礎がわかって勉強になった。

・新しい知見、見方のヒントがもらえてよかった

・クラウドファンディングの会社のリスト、助成navi等、新しい情報を知れた

・継続率を高める方法や、助成情報の検索の仕方などの情報が得られてよかった

・「共感→感情を動かす」「助成金含め資金は消費ではなく投資である」など、大変勉強になった

 

と受講された方々からはファンドレイジングについての知識と考え方を学ぶ機会になったとのお声をいただきました。

徳永先生、貴重なお話をいただきありがとうございました。

ご参加いただきました皆様、当日は暑い中センターにお越し下さいましてありがとうございました。

スタッフ一同  7.29記