「団体の広報力UP講座」(9/28・11/9 連続2回)開催報告
2024.11.21

今よりもっと伝わるチカラを身につける

「団体の広報力UP講座」(連続2回)

 

自分たちの団体の魅力・活動が伝えたい相手にきちんと伝わっていますか?

NPO・市民活動はより多くの方々に活動を知っていただき、仲間や協力者を増やしていくことが大切ですが

そのための広報や情報発信について、日頃どのように取り組まれていらっしゃるでしょうか?

 

そこで今回の講座では団体の広報力をUPさせて、より多くの方々に関心を持ってもらえる団体を目指すために

団体の広報・情報発信に定評のある認定NPO法人 森ノオト理事長の北原さんを講師に招き、

ワークショップを交えて楽しく学んでもらえるよう企画いたしました。

 

講座は2回を1セットとして

(1)団体のビジョン・ミッションを再確認してみよう

(2)具体的な広報戦略を立ててみよう

を実施しました。

 

<第1回>

【日時】第1回 9月28日(日) 13:30~15:30

参加者:6団体計10名、行政1名、センタースタッフ4名

【会場】ひらつか市民活動センター会議室B

 

開会/前提の共有  ・挨拶 ・本事業の趣旨

1) 参加者自己紹介

2) 講義①「広報の基本的スキルを学ぶ」

3) 団体プレゼンタイム(各団体2分ずつ)  1.どのような活動をしているか?   2.広報で困っていることは何か?

4)   講義②「団体を正しく知ってもらうために」→団体のビジョンミッションの再確認

5)  グループワーク「ビジョンミッション再確認」 ワークシートを活用して自団体のビジョン・ミッションを改めて考える

6)   団体から「ビジョン・ミッションの発表」(各団体2分ずつ)

7)   講師より アドバイスと振り返り

閉会

 

 

第1回目は講義後に各団体のビジョン・ミッションを再確認するワークを行い、

団体を正しく知ってもらう為に必要なこと、その言語化を行っていきました。

 

 

日頃、活動を行っていくなかで、メンバーにそして団体の広報としてビジョンとミッションをどのように伝えているのか、伝わっているのかを、講座に参加してくださった同じ団体のメンバー同士で話し合い、その内容を参加者に発表、共有していきました。

 

①ビジョン…団体が目指す理想の社会、活動の結果見たい幸せな光景

➁ミッション…「幸せな光景」を見るために団体が果たすべき使命

③プロジェクト…団体が果たすべき使命のために行っている事業

④インパクト…事業の結果、団体によってもたらされた社会的な影響力

 

広報についてどのように伝えるかを考える前に、団体が何を大事にしているのかを、まず再確認し、団体内で共有すること、メンバー内でビジョン・ミッションを再認識した後、その体現の為のプロジェクトになっているかどうか、事業を行った結果どのようなインパクトがあるのか、を4つのステップの循環によって行っていくサイクルを確認しました。

 

参加してくださった団体の皆さんからのお声として、

「日頃の活動をするだけで終わってしまい、自団体のビジョン・ミッションについて振り返り、メンバーと話す機会がこれまであまりなかった」

「ビジョン・ミッションと個々に考えることで、これまでぼんやりしていた活動内容や理由に目を向けることができました」

「ビジョン・ミッション・プロジェクト・インパクトと項目別に自分のクラブを見直してみる機会を与えていただき、とても参考になった。クラブに持ち帰り、共有したいと思います。」

という感想をいただきました。

 

<第2回>

【日時】第2回 11月9日(土)   13:30~15:30

参加者:7団体計9名、インターン2名、センタースタッフ3名

【会場】ひらつか市民活動センター会議室C

 

 

開会

1)  参加者自己紹介

2)  講義①「誰に届けるのか?」

3)  グループワーク 具体的な届けたい相手を考え、生活行動やライフスタイルまで設定し発表

4)  講義②「どんなツールを使うのか?」

5)  振り返り

6) センター長より

閉会

 

第2回目の講座では、ワークシートを活用して“具体的な届けたい相手”をイメージして、その相手のライフスタイルや行動様式をイメージしました。

届けたい相手は、どんな家族構成か、日常生活はどのように過ごしているのか、イベントを知るきっかけは何か、などターゲットについてをイメージし、細かく設定することで、確実に情報を届ける為の方法をお伝えしました。

前回の講座で学んだ「ビジョン・ミッション・プロジェクト・インパクト」と自団体の活動を照らし合わせ、講座内のワークでは1つの事業(もしくはイベント)を通じて、1人の人物がどのようなきっかけで情報を受け取り、行動し、ライフスタイル・気持ち・行動の変化が起こっていくのかを考えていきました。

 

 

より具体的に、より詳細に、情報を届けたい相手に対する解像度を上げることが、届けたい相手に確実に届けるための重要ポイントだということをワークを通じて体験・実感しました。

 

 

参加してくださった方々からは、

「届けたい相手をピンポントで想像することがすごく大切だということが学べました。チラシと WEB の広報の違い、とても勉強になりました。」

「広報の考え方が変わりました。広報を考えることにより会の活動自体を考えられるように感じました。」

「これまでの中で自分に一番届いた講座だったように思います。」

などのご感想をいただきました。

 

連続2回の講座の受講によって、知って考えてより深く細かく考える、というワークを実施し、団体のミッション・ビジョンをどのように体現しながら届けていくかを

改めて考えていきました。

これからの団体の活動に今回の講座の内容を是非活かしていただければ幸いです♪

 

講師の北原まどかさん、2回にわたり連続講座で広報についての講義とワークを実施していただきありがとうございました。

広報講座にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

講座受講後も広報に関すること、団体の活動に関することなど、何かありましたらいつでもセンターにお立ち寄り、ご相談ください☆

 

 

11.21記