赤い羽根福祉基金 2022年度 新規事業助成(締切 2022/1/17)
2021.12.4
社会福祉法人 中央共同募金会
現在、さまざまな生活課題を抱え、支援を必要としている人々が増加しつつあります。人々の暮らしや社会構造の変化に伴い、ひきこもりなど本人や家族の社会的孤立、ダブルケア、8050 問題など、制度や分野を超えた複合的な課題が浮かびあがっています。
同時に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大し、日本各地で困窮や社会的孤立・孤独などさまざま課題が顕在化しましたが、中央共同募金会では「人と人とのつながりを絶やさない」ことを念頭に、地域の福祉活動を支援してきました。そのなかで、虐待が見過ごされたままの子どもたちや、公的支援制度の対象から外れてしまった若者など、家族からの協力を受けられない状態で自立を強いられる事例が多く見られたことから、若者の孤立を防止し、希望を持って生き抜ける社会を実現することが求められています。
そこで、以下に記載する 2 つの助成プログラムにおいて、公的支援制度やサービスでは対応できない福祉課題の解決に向けて、先駆的、モデル的で、今後全国または広域的な広がりが期待できる活動を資金面から支援し、誰もが支え・支えられる社会をつくることを目的として、本助成を実施します。
■助成プログラム
①生きづらさを抱える若者の未来創出活動応援助成 助成上限/500 万円/活動(事業)
10 代後半からおおむね 30 歳までの生きづらさを抱えた若者が前向きに生きていけるよう支援することを目的とした、以下のいずれかに該当すること
Ⅰ.安心できる居場所がない若者に対し、オンラインや対面での居場所を開設または運営する事業・活動
Ⅱ.自ら声をあげられない若者にアウトリーチし、孤立を防止することを目的とした事業・活動
Ⅲ.社会経験の少ない若者の自立に向けて、学習や就労の機会を作ったり、自立をめざすための住居等を提供することを目的とした事業・活動
Ⅳ.地域で若者と共に生きる仕組みをつくるための調査・研究をする事業・活動
Ⅴ.若者に対する支援を行う団体のネットワークを作るための事業
Ⅵ.その他、若者が希望を持って生きるために必要と認められる事業・活動
② 一般助成 助成上限額/1,000 万円/活動(事業)
生活上の困難に直面する人々、権利を侵害されている人々、何らかの生きづらさを抱えている人々を支援することを目的とした、以下
のいずれかに該当すること
Ⅰ.直接的な支援事業・活動
Ⅱ.支援事業・活動の基盤づくり、ネットワークづくり
Ⅲ.支援事業・活動を充実・発展させるための調査・研究事業
■助成事業の対象期間
2022 年4月1日から開始するもので、最大3年間(2025年3月31日まで)とします。
・申請時に単年度(2023年3月31日まで)、2か年(2024年3月31日まで)、3か年(2025年3月31日まで)を選択できます。
※ただし、複数年度事業として採択された場合でも、1年度ごとに目標の達成度を確認し、継続助成の可否を審査委員会で判断します。
■応募締切日
2022年1月 17 日(月)必着
■公募説明会
2022年度助成事業の募集にあたり、公募説明会を2022年12月9日(木)10時30分~12時にZoom(ウェビナー)で開催します。
詳しくは、社会福祉法人 中央共同募金会