第19期ナショナル・トラスト活動助成(締切 2023/8/18)
2023.5.24
(公財)日本ナショナル・トラスト協会
希少な生きもののすみかや、将来世代に引き継ぎたい美しい風景であっても、保護区に指定されず、失われていく自然がたくさんあります。このような自然を、未来の子どもたちへ残していくため、資金を提供する(公財)自然保護助成基金と当協会が協力し、地域のナショナル・トラスト活動を支援し、重要な土地を確保していく助成制度を2005年に創設しました。
地域のナショナル・トラスト活動の実践により、絶滅の危機にある動植物たちや、かけがえのない風景を残していくため、全国からのお問い合わせをお待ちしております。
■応募締切
2023年8月18日(金)消印有効
[土地所有状況調査助成]
土地を購入しトラスト活動を推進する準備段階において、トラスト候補地の土地所有状況調査にかかる費用を助成します。
■対象となる活動
・トラスト候補地の土地所有状況を把握するために必要な、不動産登記事項証明書や公図、固定資産課税証明書、森林簿、ブルーマップ等の取得にかかる費用(手数料等)
・ トラスト候補地が所在する自治体の税務課や固定資産税の担当部署等での情報収集にかかる費用(交通費、資料コピー代等)
■応募資格
・ 自然環境の保全等を目的として、1 年以内に、地権者との交渉の開始やトラスト地の取得を目指しているトラスト団体を対象とします。(申請の時点では、団体の法人格の有無は問いません。)
・ トラスト団体をこれから立ち上げようとしている個人も申請できます。
※ 本助成金を活用して調査を実施した後、最終的にトラスト地の取得につながらなかったとしても、助成金を返納していただく必要はありません。ただし、トラスト地を取得しなかった理由等を明記した報告書は提出していただきます。
■助成金額
1件につき30万円を限度とします。
[活動実践助成]
トラスト団体を立ち上げて、実際に土地を取得しトラスト活動を実践する費用を助成します。
■対象となる活動
助成金の対象となる費用は、以下に定める範囲内とします。
(3)(4)の助成を受ける場合は、(1)または(2)の助成を受けていることを条件とし
ます。
(1)自然保護のために土地を購入するための費用
(2)自然保護のために土地を借りるための費用
(3)トラスト団体の立ち上げにかかる費用
(4)実践助成を活用して取得したトラスト地に係る維持管理費用
■対象となる土地
以下の条件に全て当てはまる土地とします。
・絶滅危惧種など希少な野生の動植物保護や生物多様性の保全が必要な土地
・ 自然を守る各種法制度によって保護されていない土地
・ 購入または借り入れについて地権者の理解が得られている土地
・ 第三者の権利(抵当権など)が設定されていない土地
■応募資格
以下の条件を満たしている団体を対象とします。
・ 法人格を有していること。(NPO 法人、一般財団法人、公益財団法人など)
・ 非営利の活動団体で、地域の自然環境の保全を目的としていること。
・ 特定の政党や宗教への偏りをもたない団体であること。
・ 助成対象事業を行うための組織体制が整っていること。
詳しくは、(公財)日本ナショナル・トラスト協会